透明な瓶に手紙をつめてインターネットの海へ

きれぎれの落書きと私信 by 雪虫の伝説

タグ:初冠雪

今日は桜島が真っ正面に見える場所にいたのに、桜島を見ていなかった。体格のいいおばちゃんのお見舞いに行ったのに、その病院は海岸線の近くにあって桜島が正面に見える道路沿いにあるのに、目の前にいたのに、彼の姿を見ていたのに、見ていなかったのだ。桜島が初冠雪のラジオのニュースを聞いたのは帰り道の車だったし、背中にいるはずの彼の姿は夕暮れの闇の中にすでに隠れてしまっていたから。
明日は・・明後日は・・雪かも知れないという天気予報もある。5cm積もるかも10cmになるかもという予報もある。あしたもし起きたときに積もっていたら、朝から雪だるまを作れるかも知れない。今日届いた今井先生の葉書・・・先生の心の傷はまだ癒えてはいない。先生はもう絵本を画かないかも知れない。いただくお便りは絵本そのものなのだけれど。あしたもし雪だるまをつくれたら、写真を撮って先生に届けるのだ。
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桜島の初冠雪です。といっても寝坊した私はこの冬初の雪景色を見ることはできませんでした。写真は今日のものですけれど、雪はもう消えてしまっています。雪は、特に鹿児島の雪は儚いのです。
12月を目前に、突然冬がやってきました。寒い季節です。眠い季節です。

 
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テレビでは桜島初冠雪のニュースを流していたけれど。桜島はたぶん照れ隠しでその雪を見せてはくれない。
四国、徳島と愛媛の県境で雪のために車がたくさん立ち往生しているとカーラジオのニュースが伝えていたからなのかも知れない。私は四国でもそんなに雪降るんだと関心していた。桜島はこの頭の雲のしたに初雪を隠している。ほんのりの雪をテレビのニュースで見たから間違いはないのだけれど。
まるで円形脱毛症を髪で隠していた弟のようだ。彼は私と違って繊細なのだ。 
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寒い一日でした。鹿児島にしては寒い一日でした。 桜島が初冠雪しました。でも私はそれをニュースで知っただけです。頭の雪を桜島は私に見せてはくれませんでした。すっぽりの雲の帽子で隠していました。あの雲の下にはきっと真っ白の雪があるのです。
自分の部屋のストーブに火を入れました。年賀状の準備をしなきゃ・・です。

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