彼女の人生は・・壮絶なものでしたが
彼女の作品は好きです。
彼女の文体は素敵です。
彼女の書きようは明るくていいです。
花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき
遠い昔のテレビコマーシャルを思い出しました。
花のいのちは、けっこう長い・・・そんなコピーだったと思います。
気に入っています。
彼女の人生は・・壮絶なものでしたが
彼女の作品は好きです。
彼女の文体は素敵です。
彼女の書きようは明るくていいです。
花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき
遠い昔のテレビコマーシャルを思い出しました。
花のいのちは、けっこう長い・・・そんなコピーだったと思います。
気に入っています。
林芙美子は書いています。
放浪記です。
折れた鉛筆のように、女達は皆ゴロゴロ眠っている。
雑記帳のはじにこんな手紙をかいてみる。
生きのびるまで生きて来たという気持ちです。
随分長い事会いませんね、神田でお別れしたきりですもの。
林芙美子はずばらしいです。
どのページにも詩情があふれています。
どのページにも何かエレルギーが隠されています。
悲しくて辛くてどうしようもないはずなのに
暗さは少しもありません。
爽やかさすら感じます。
夏の終わり
暑さの疲れが体の中にたまっているような・・・・
何をしたわけでもないのにです。
暑さに負けているのです。
私は
秋に京都駅のホームで・・・
それっきりです。
林芙美子は鹿児島が誇る作家です。
けれども彼女にとってはこの町は決して好ましいところではありませんでした。
古里を持たないと語った彼女の
持てない故郷のひとつだったのです。
けれども悲惨な生活の中で書かれた彼女の文章は
こころよく弾んでいます。
読み始めたら止まらなくなります。
まちがいなく彼女もまた天才なのだと思います。
林芙美子もまた私を睡眠不足にさせてくれます。